Annaさんの工房訪問記 最終回:Annaさんの世界にふれた日
2025.06.16/イギリス出張2024

こんにちは、

イギリス花模様雑貨と
輸入リバティのお店 
floret flower(フローレットフラワー)
店主の林 紘実です。



昨年のイギリス出張で訪れた
Annaさんの工房。

その様子を数回に分けて
お届けしてきました
イギリス工房訪問の旅。

 
→ これまでの記事はこちらから


今回がいよいよ、感動の最終回。
Annaさんとのご対面です!



工房の入り口。
赤いポストに、心をぎゅっとつかまれました。


工房の入り口に立ち、
中をのぞいても、
誰の姿も見えません。

「Hello!」と声をかけると、
奥から満面の笑みで
Annaさんが現れました。

(やっと、会えた!)

あたたかいハグで
迎えてくれたAnnaさん。

「迷わず来れた?」と聞かれ、

「実はギャラリーに
  行ってしまって」と伝えると、

やさしい笑顔で応えてくれました。


この日はちょうど
工房が一般に開放される
"Open Studio"の期間。

工房内にはAnnaさんの作品が
きれいに並び、まるで
小さなギャラリーのよう。

足を踏み入れた瞬間から、
ワクワクが止まりませんでした。



工房の入り口には、Annaさんの作品がセンスよく並んでいました。
やさしい世界観がここから広がります。


彼女がひとつずつ
丁寧に説明してくれるたび、
「あ、これ見たことある!」
感激の連続。

何度もサイトで見ていた作品に、
ついに実際に会えた喜びで
胸がいっぱいになりました。

(ここで生まれているんだね)

壁にはラフスケッチや
オーダー用紙も貼られていて、
普段見ることのできない
リアルな現場。

そこには、
一つひとつの作品に込められた
彼女の想いが、
確かに息づいていました。



瓶にぎゅっと詰まった
木製フラワー、
色とりどりの絵の具、
小さなラジオ。

どこを見ても
「かわいい!」があふれていて、
"Lovely"という言葉が
ぴったりでした。



右下の白い袋は、日本から持参したお土産。
ラッピングの美しさを喜んでもらえました。うれしい。



たくさんの絵の具から、ここで制作されていることが伝わってきました。


特に印象的だったのは、
立てかけられていたバーチ材の合板。




 
一見、ディスプレイのように
見えました。


「まだ使えるところがあるから、
 再利用するの」と
話してくれたAnnaさん。

自然を大切にする姿勢が伝わり、
その一言が深く心に響きました。

(ものづくりへの、美しい姿勢)


立てかけられた端材が作品と自然に調和していて、印象的でした。


工房の片隅には、
小さなお店屋さんのような
スペースも。

「子どもが来たときに
  遊んでいるの」と
少し照れながら話す姿に、

お母さんとしての
やさしさも感じられて、
心があたたかくなりました。



名残惜しくも、お別れの時間に。

お子さんのお迎えがあるAnnaさんは、
間違えて向かったギャラリーまで、
わざわざ車で送ってくださいました。

のどかな風景の中を車で走っていると、

「あれが
 シモンズベリーのランドマーク」


そう言って、丘の頂上に
木々が立つ場所を指さしました。

「コルマーズ・ヒル」
と教えてくれたその丘は、
素朴な風景の中でひときわ目を引く、
印象的な存在でした。



お土産に購入したティータオルにも、その丘が描かれています。
左上にある木の生えた丘が、コルマーズ・ヒル。


ギャラリーに着くと、
Annaさんは運転席から
わざわざ降りてきて、
もう一度ハグをしてくれました。

ここで、本当のお別れ。

走り去る車を見送りながら、
心がじんわりとあたたまり、
しばらくその余韻に浸っていました。


そもそも、
私がどうしてもこの工房を
訪ねたかったのには、
理由があります。

それは、

Annaさんが
どんな場所で、どんな想いで、

これらの美しい作品を
生み出しているのかを、
自分の目で見たかったからです!



約10年のロンドン生活を経て、
故郷に戻った彼女。

今は自然豊かなこの地で
制作を続けています。

木々に囲まれ
鳥のさえずりが心地よい
田園風景の中で、

彼女は自然と向き合いながら、
ひとつひとつの作品を
作り出しています。


工房の空気にふれ
彼女の想いを聞き
その場に身を置けたことで、

作品がさらに
愛おしくなりました。



工房の入り口から見た景色。
到着すると、見事な青空でした。


Annaさんとのご縁がなければ、
きっと訪れることは
なかったであろう村。

この体験を、ぜひ
日本のお客様にもお伝えしたい!

作品を手に取るとき、
その奥にあるやさしさや
自然のぬくもりも
一緒に感じていただけたら、

こんなにうれしいことは
ありません。


Annaさんとの出会いから
始まったこの旅は、
想像以上に心に残るものに
なりました。

作品を通して感じていた
彼女の世界観を
実際に体験できたこと。

そして何より、
Annaさんの温かさに
触れられたことが、
何よりの宝物です。



笑顔のAnnaさん。
あまりお写真で登場されないのですが、掲載をご了承いただけて、うれしいです。


Annaさんの作る作品が
あなたの暮らしに、

そっとやすらぎを
届けてくれるような
存在になれたなら、
心からうれしく思います。



【編集後記】
私は、Annaさんが教えてくれた
シモンズベリーのランドマークの
写真を撮れませんでした。

後日、Googleストリートビューで
確認すると、
なんとその木々が
自分のすぐ後ろにあったことを発見!

前だけを見て歩いていたため
気づかなかったのです。
(なんてことでしょう!)

下の画像のように、
シャッターを切りたかったです...。



振り返れば、こんなふうにコルマーズ・ヒルが見えていたのです。
(画像はGoogleマップより拝借)


Annaさんの工房訪問記は、
これにて終了です。
最後までご覧いただき、
ありがとうございました。

番外編として、
間違えて訪れたギャラリーのことや、
ドーチェスターへの帰り道の様子も
改めてご紹介したいと思います。

どうぞお楽しみに♪



>読みもの 【目 次】


*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

ショップの最新情報を
いち早くLINEでお届けしています。


現在、LINE登録特典として

『カントリーサイドが好きなあなたに
 とっておきの村』
PDFをプレゼント中!

ぜひ、ご登録くださいね ↓

 


*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

>ホームに戻る